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Category: 雑記
アートと経済と災害と日常と山下達郎と私。
「好きなミュージシャン」
というよりは、
「信頼できるミュージシャン」。

私は二人います。
パット・メセニーと山下達郎。

彼らが新譜を出せば、買います。
いいか悪いかの評判なんて関係ありません。信頼してるんです。
彼らは間違いなく常に100%音楽にエネルギーを注いで、本気で作品を作ります。
音楽に嘘がありません。
だから、すべての作品を私は購入します。



3月20日(日)のTOKYO FM「サンデーソングブック」。
山下達郎さんが18年続けている番組です。
番組冒頭…。

「まずもって、今回の東日本大震災で被災された皆様方に心よりお見舞い申し上げます。
地震や津波によりまして、ご家族やご友人、ご家庭、財産を奪われた方々のご悲嘆は、察するに余りがありまして、申すべき言葉を持てません。
行方不明の方々のご無事と一刻も早い救援、並びに被災地・避難所でご不自由な環境においでの皆様方に対する速やかな援助の手を重ねて心よりお祈り申し上げております。

こんなことしか申し上げられなくて、誠に申し訳ありません…。

(中略)

東京にも重苦しい空気が立ち込めておりますけれど、被災地の方々があれほど大変な思いをされている時に五体満足なわれわれがヘコんでいてはどうしようもありませんので、つとめて冷静に、と心掛けてはおります。とはいえ、例えば私のような立場の人間は、今すぐにできることと言ったら募金…とか節電ぐらいというもどかしさ…であります。

ただ、私はこのJFNネットワークのこの番組・サンデーソングブックを18年半続けて参りました。私にとってはこの番組が自分の言葉や考えの発信基地と考えております。それに基づいて今日の番組もお届けしたいと思います。私がこの番組を担当して18年半、先週は初めて番組が休止となりました。外的な要因により番組が放送されなかったことは、これまで一度もありませんでした。おかげさまでようやく今週はオンエアすることができる運びとなりましたけれど、放送1000回が1回遠のいてしまいました…。

ラジオは、今回のような災害状況では、特に被災地においては以前と変わらず、有効なメディアの一つであるということが今回も確認されました。私も家にあるサバイバル・グッズの中から手回し充電式ラジオを出してきまして、不測の停電に備えております。

というわけで、今日は震災後、初のオンエアとなります。被災地にもこの番組・サンデーソングブックのリスナーの皆様が大勢いらっしゃいます。避難所で今お聞きいただいている方もひょっとしたらおいでかもしれません。

こういった状況下、ラジオ・テレビといったメディアの音楽番組では、なるべく最大公約数的な…例えば、「We Are The World」とか「上を向いて歩こう」といったような選曲、あるいは歌詞がよりダイレクトに伝わる邦楽中心の選曲を発信しておられますけれど、私は私なりにこのサンデーソングブックという番組を毎週楽しみにしてくださるリスナーの皆さんが、どういうプログラムだったら、このほんのひととき少しでも息抜きをしていただけるかといろいろ考えた結果、本日の番組構成をしてみました。

また、私もミュージシャンでありますので、こうした空気の中でも聞いていただける作品というのを何曲か持っているつもりです。

本日のサンデーソングブックは、この重い切迫した空気をたとえ少しでも和らげることができたらという祈りをこめて選曲をしました。
本日はスポンサーのジャックスカードのご理解とご好意により、CMなし・全編音楽でお送りいたします。この番組の18年半のパートナー・ジャックスカードとともに、とってもちっぽけで取るに足らないものではありますけれど、本日の番組は私のささやかな祈りとして被災地の皆様と全国のリスナーの皆様に捧げたいと思います。」

そして、オンエアされた曲は、

1.希望という名の光 / 山下達郎
2.クロース・トゥ・ユー / フランク・シナトラ
3.ずっと一緒さ / 山下達郎
4.キャラバン・オブ・ラブ / ザ・ハウスマーティンズ
5.マーヴェラス / ウォルター・ホーキンズ
6.レット・ミー・ビー・ザ・ワン / ポール・ウィリアムズ
7.ゾー・ユー・アー・ファー・アウェイ / コリン・ブランストーン
8.人生の扉 / 竹内まりや
9.クローズ・ユア・アイズ / 山下達郎
10.蒼氓 / 山下達郎

途中、緊急地震速報をはさみながらも達郎さんならではの放送でした。



まだ、この天災はおわっていない。
まだ苦しんでいる人がいる。

広告代理店と民間放送は予想通り、早くもこの一大事をエンターテイメントとして消費しようとし出している。

まだ早すぎる。

まだ被災地で救われずにいる人々がいるのだ。
可哀想ですね、感動的ですね、涙が止まりません…ですべてをかたずけてしまえる段階はまだだ。
浅はかなTVショーが、生半可な気持ちで入り込んできてよいのはまだ先だ。
もう少しわきまえてほしいと思う。

死にそうな人たちがまだいるのだ。

そんな中、それでもエンターテイメントを公共の電波に乗せようとするなら、覚悟が欲しい。

「スポンサーの手前…」
「そろそろ他局も通常放送してるみたいだし…」
「不謹慎といわれるようなことはしたくないんだけど…」

そんな半端な放送なら即刻やめて、いまだ周知されていない被災地域、茨城・千葉の状況を伝えるなり、福島の原発近隣地域にぎりぎりまで入り込んで現況を伝えるなりの心意気を見せて欲しい。ショービジネスの世界に身をおく者であるならば、山下達郎さんの覚悟を心構えを気合を、少しは感じるべきではないか。

音楽が経済・ビジネスから逃れられないこと、唄に値段がつくこと、音楽番組は企業がスポンサードしていること。不条理でもなんでもなく、当然のこととして達郎さんは受け止めてすばらしい曲を作りパフォーマンスし、ラジオを通じて流している。
スポンサーに媚びるのではなく、ミュージシャンのアイデンティティ=エゴを維持しつつ、スポンサーと良好な関係を築いているのが達郎さんです。だからこそ、今回の放送が成立したのでしょう。


達郎さんには、ミュージシャンとしての逃げも隠れもしない覚悟がある。
コトが起こってからああだこうだ…というのではなく、常日頃から自分の活動に対して正直であるから、「今」メディアで流す「唄」を持っている。


私はこれからも、ミュージシャン山下達郎さんを「信頼」し続けます。





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