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Category: Soul,Blues&Disco
エヴィデンス~ザ・コンプリート・フェイム・マスターズ / キャンデイ・ステイトン と、故・中村とうよう氏の最後の原稿のこと。





Evidence~The Complete Fame Records Masters / Candi Staton

2011年 123枚目 購入
amazon 1955円
累計支出 110596円
一枚当たり 899円

サザンソウルの秘宝・アイドル、1969年から74年の録音完全集。
なんとまあ、全48曲収録のおなかいっぱい2枚組み。初CD化12曲・未発表22曲を含む5年間の記録物。ディープなものからポップなダンサー系までバラエティに富み、聴き応えたっぷり。ジャケット写真は ↑ …こんな感じだが、中ジャケにはもっと可愛らしいのやらセクシーなのやらフォトも充実。
購入したのは米盤。輸入盤は国内盤より1000円ほど安かったのだが、国内盤は鈴木啓志先生の解説付きとのこと。そっちを買っとくべきだった。失敗。
バラードやミディアムスローにも良曲が多いが、youtube動画は、ハスキー・ボイスがぴったりはまるファンキーなヤツを。
Disk1-②曲目。


ソウル、ブラック・ミュージックの評論家といえば鈴木啓志さんだが、鈴木先生は60歳代前半か。
その10年ほど先輩に中村とうようさんという音楽評論家がいる。

というか、いた。
2011年7月21日、つい先月のことだ。自宅マンションから身を投げて自らの人生に終止符を打った。
享年79。


はぁ…


ミュージックマガジンの初代編集長であり、いわゆるワールド・ミュージック(=非欧米文化社会の大衆音楽)の普及に多大な貢献をした人である。「ワールド・ミュージック」という言葉・ジャンルも、この人がいなければなかったのではないか。特に好きな評論家ではなかったし、むしろこの人の左翼的・排他的(に見えたんだよな…)な物言いというのはちょっとな…、という感じではあった。しかし彼の代表書籍「大衆音楽の真実」は購入した。いまだに読んでないけど…。
047_convert_20110824231358.jpg


ミュージック・マガジン今月号には、中村とうよう氏がマンション8階から投身自殺を図る直前に書かれたと思われる連載記事が載っている。投身自殺を図った21日、氏は親しい知人に遺書を書き、ミュージック・マガジンの連載「とうようズ・トーク」の原稿を書いたそうである。

記事の内容については触れないけれど、とにかく…あれだね。
自害した人間の手記というのは読んでいて本当にやりきれない。全く救われない。
当たり前なんだけど、「ああ、そうか、こういう訳で彼は/彼女は死を選んだのか」などと納得できることなど全くない。誤解を恐れずに言えば、なんというか、「卑怯だなぁ」と思ってしまうのだ。
自ら人生を終わらせる選択をした・せざるを得なかった人の心持ちを生き続けている側の尺度で測ることはできないだろうけれど、なんかやっぱり、「ずるいよなぁ」と思ってしまうのだ。

「ずるい」というのは、決して「俺だって死にたいよ!」という意味ではない。自害というのはすべてのケースが自分ひとりの決断によるものだ(多分)。他人と相談の上自殺する人はいない。親しい人がいれば止めるでしょう、誰でも。「そうか、そんなに辛いのか。じゃあ死ぬしかないよなぁ。」という助言をする親友はいない。親兄弟知人友人恋人の言葉をすべて投げ打って死を選ぶのだ。…いやもちろん、わかる。もしかしたら、何らかの精神的な病いに冒されていたのかもしれない。もしそうであれば、そうした人の行動・選択に「筋」を求めるのは酷であるし無意味であるのは重々承知だ。周りの人間の「言葉」ごときでは乗り越えられない何かがあるから自害するのだということくらいは想像できる。
ただ、やはり「想像」しかできない。
生きてる側の尺度で、自殺という選択に対して自閉的な甘さを感じてしまう。

今月号マガジン誌の湯川れい子さんの追悼記事によれば、中村とうよう氏は「まだまだやらねばならない仕事がいっぱいあるのに、それらが実現するまでに要する時間のあまりの長さが予想されるので、短期な私はもう既にウンザリしてしまっており、それで自死を選ぶことにしたのです」という遺書を湯川さんに送ったそうだ。


『やることがいっぱいあるけど時間がなくて達成できないから死ぬ』

…だと?

こんなわがままな理屈があるか!


傲慢だろう?
違うかね?

不謹慎を承知で言うけど、腹が立つ。悲しい。
ガキがわがままを言うのはいいが、自分より大先輩・79歳がこの理屈で死を選ぶとは…




氏の仕事のカテゴリーは私の音楽的趣味とは若干ズレてはいたが、これからも大衆音楽鑑賞の環境を善い方向へ変えて行ってくれる貴重な「知識人」であったことは間違いない。
遅ればせながら、どうか氏の魂が安らかな眠りにつくことができますように。
ご冥福をお祈りします。
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テーマ : 音楽的ひとりごと    ジャンル : 音楽

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